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今日の男塾。その42☆彡【原田宗典氏の逆襲】

僕が大学生の頃に読んだ原田宗典氏の本に、彼の大学の指導教官の言葉が載ってた。


「お前らはやんちゃだったな。でもそれがいいんだよ。最近の大学生は大人しくなったって、家内が寂しがってる。お前らは必ず、俺の家に来たら冷蔵庫を空にしてったな。最近は台所に入る奴らすらいなくなったって、家内が」


「おお、これは面白いことを聞いた」と血気盛んだった俺は、指導教官の田井教授(ちなみに4年間指導教官をして頂いた)に


「先生、家に呼んでくださいよ。冷蔵庫、空にするまで盛り上げますから!」


と飲み会の度に頼み込んだが、結局一回たりとも呼ばれることはなかった。




しかし因果とは不思議なもの。俺が塾を開くと、俺の生徒らが冷蔵庫を空にしていきやがってくれた。冷蔵庫どころじゃない。帰りを待ち構えられて、冷蔵庫に入れる前のスーパーの袋を強奪し胃袋の中に収めていきやがった。


原田宗典の話をしてやったら、


「はは、悪いことは出来んもんだな」 「いいこと出来てよかった」

「して欲しかったこと、して貰ったんだよ」


「くっ!」




しかし「貴乃花部屋」を掲げだしたころから雰囲気が変わってきたのだ。最近はわりかし大人しい奴らが増えてきた。さすがは相撲の力。ただし貴乃岩みたいな女子もまだいる。


話がちょい変わるが、静かな奴らの中でもとりわけ静かなAという生徒がいる。で、先週Aに授業をしてると、


「自分でノートに書いてちょっと勉強してみたい」


という。


「おう、やってみなよ」

「はぃ」


何を書くのかなぁ?見ていると、


「thirsty thirsty thirsty のどが渇いた」


と書いてる。

内心、


「おっ!難しい単語知ってやがるな!」


と喜んだが、


thirsty thirsty ・・


と書くAをみて、ふと思って聞いてみた。


「お前、のど乾いてんじゃないのか?」

「3時間くらい、何にも飲んでない・・・」


「マジか!やべぇ!」

「ちょい待っててよ!」


すぐに紅茶と水を持ってきて一安心だ。


「もうちょっと自分でやってみたい」

「おう。見てるで。」


hungry hungry hungry


こ・

こ・こ・・

こ・こ・れは・・・!


てめえも、たかりたいだけじゃねえぇかよ!(笑)

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